FGO6thフェスも終わり、長らく続いた2部6章もオベロンPUで大団円です。ガチャについては別記事にします。
ところで今年の夏イベントのロリンチちゃん、完全に魔弾銃装備してますね。これは「ダ・ヴィンチちゃんの大冒険」になってもおかしくないのでは…?
今回は遅ればせながら、2部6章後編~戴冠式の後の感想記事です。個人的に泣いた3つのポイントと、バー・ヴァンシーについて言及したい点です。戴冠式の後よりは後編の感想中心です。
○2部6章の個人的泣きポイント①・オベロンは非戦闘サーヴァントじゃなかった
そこォ⁉︎といきなり理解不能な泣きポイントです。我ながら。
PU3が妖精騎士ランスロットとパーシヴァルだったため、イラスト担当が羽海野チカ先生なこともあり、本当にプレイアブル化しない非戦闘サーヴァントなのではと配信時ガッカリしていたのです。
しかし、シナリオを進めるときちんとゲストサーヴァントにオベロンが…‼︎
前編のCMを何度か見返して、やっぱり噂の通りCVが豊永利行さんだと確信していたので、シナリオに合わせた特殊ボイスに始まりじっくりオベロンを堪能しているうちに「ちゃんと実装される…‼︎」と感極まって涙していました。
○2部6章の個人的泣きポイント②・ペペの最期
ニュー・ダーリントンに送られた主人公とキャストリアを助けるため駆けつけ、立ちはだかるベリルに呪詛返しで重傷を負わせて力尽きたぺぺ。
本人も言っていた通り、彼(彼女)は殺し屋。清廉潔白とは程遠い人生を送ってきました。けれどぺぺの性根はそこまで歪んだものではなかったはずです。自分の在り方を受け容れ、聡明が故に自らの手を汚してでも醜悪なものを赦せなかった、「キレイに終わらせたい人」だったのです。
ぺぺといえば2部4章のセリフ「運命に、怒って!」がずっと心に残っています。心の中では自分の出自をずっと呪っていたのかもしれません。
そんなぺぺが心の拠り所にしていたデイヴィッド。彼とどのような間柄だったのかは今後明かされるのでしょう。出来ればぺぺが生きている間に話を聞いてみたかったものです。
○2部6章の個人的泣きポイント③・最後の騎士
ガレスちゃんはどこかで退場してしまうと最初から覚悟していました。彼女の最期は思った以上に壮絶で、巡礼の旅の大きな要でした。
ロンディニウムの襲撃者とのイベント戦闘で、囲まれたガッツのアイコンをつけたガレスちゃんが孤軍奮闘する姿を目の当たりにして、「あ、これアカンやつや」と思いました。ものすごく既視感のあるシチュエーションだったのです。そう、FF5のエクスデスvsガラフです。
ガラフが先に倒れた仲間の前にひとり立ちふさがり、HPが0になっても闘い続けるイベント戦闘は私の記憶の中に強烈に刻み込まれています。自己犠牲じいさんキャラが好きになった大きな要因でした。
ガレスちゃんとガラフがダブった瞬間、FGOの全シナリオ中で1番泣きました。涙で画面が見えなくなるくらい…。
節タイトルの「最後の騎士」といい、本当に本当にかっこよかったです。英霊巡遊もキャストリアとガレスちゃんを選びました。
それだけに、オベロンのマイルームボイス「ガレス? 誰だっけ(半笑い)」は堪えました。このセリフについて自分で掘り下げたいので、二次創作を書こうか思案中です。つい先日二次小説お休みするって言ったのに、こういうことがあるから書きたくなるんですよね。
○弱者が身を守るための悪の是非…バー・ヴァンシーについて
モルガンの娘として悪逆の限りを尽くした、妖精騎士トリスタンことバー・ヴァンシー。彼女は元々下級妖精で、楽園の妖精として忌み嫌われていたモルガンを慕った数少ない存在でした。
しかしバー・ヴァンシーは善良であるが故に他の妖精から虐げられ、彼女の生き方を見かねたモルガンは「悪逆に生きるがいい」と命じます。目に余る残虐さ、傍若無人さも、モルガンがバー・ヴァンシーに幸福な人生をと考え、もたらした人格だったのです。
しかしモルガンも幸福に遠く、善行を成しても報われなかったのもあってか、結局バー・ヴァンシーは滅びの一途を辿り、ケルヌンノスを呼び覚ます最後のピースとなってしまいました。
当初彼女が大嫌いだった私も、さすがに同情を覚えました。モルガンとバー・ヴァンシーの関係性を否定はしません。ですが私は、弱者だからといって己を守るために悪として振る舞っていいとは決して思いません。
バー・ヴァンシーの在り方をはき違えて、自分の弱さを後ろ盾に暴言を吐いたり、身勝手な自己擁護をしたりする人が増えないことを願います。それこそオーロラみたいになってしまいますから。
戴冠式の後は色々ありすぎて言及しきれないので、とりあえず好きなシーンのスクショを貼っておきます。
このキャストリア大好きです。キャストリアはもっと怒っていい…。
ノクナレアとは仲が良かったキャスニキも激ギレ。
ご本人登場。
羽海野チカ先生の真骨頂。この瞬間を見たくて一晩でクリアしました。
旅路を共にしたキャストリアへの愛しさがこみ上げるシーン。大人の身としても、今の自分と過去の自分を重ねて感傷的になったセリフでした。
2部6章、個人的ナンバーワンのキャメロットよりも好きなシナリオになりました。
2部の話の中でも比較的独立した内容なので、いつかアニメ化などメディアミックスして欲しいです。